大阪府箕面市箕面公園内にある昆虫館。
その中にある放蝶園は、温室に色々な種類の蝶が放されていてまさに蝶の楽園でした。
その一角にスタッフさんの作業が見れるガラス張りのスペースがあります。
今回はスタッフさんのお仕事を見ることができて、お話も聞けたのでその紹介です。
みんなでランチ

今回お食事をされていたのはこちらの『キョウチクトウスズメ』さんです。
スズメガという蛾のグループですが、イメージされる蛾と違い、わがままボディとバラエティーにとんだオシャレさで、ファンも多い人気のグループです。

“成虫は移動性があり国内各地で目撃情報がある。幼虫の胸部には大きな目玉模様があり、刺激すると体を丸めて模様を目立たせ威嚇する。蛹(サナギ)化が近くなると体色が茶色っぽくなり、土中に潜り蛹になる。”
箕面公園昆虫館の説明文より抜粋

ちなみに私は『オオスカシバ』というスズメガが好き。
玄関にたまたまいて、なんだこのかわいい虫は!?と衝撃を受けました。
さて、キョウチクトウスズメの話に戻ります。
丁寧に畳まれたティッシュに液体を吹きかけセッティング終了。
スタッフさんがケージから1匹ずつキョウチクトウスズメを手に乗せて出し、ティッシュに捕まらせていきます。
そしてお口のストローをピンセットで伸ばしてランチスタートです。
この一連の流れを1匹ずつ丁寧に行い最終形態がこの写真です。

みんなで仲良くランチなんて、か、かわいい。
それにしても大人し過ぎない?手に乗せても逃げないしどっか飛んでいかないの?

作業している所はそこまで気温を高くしていないから大人しいのだ。
昆虫も変温動物だから環境温度によって活発度が違うのだ。

なるほど。
それにしても大人しい。これはスタッフさんの愛のなせる業ではないだろうか。
ランチメニューは何?

あれはカルピスとハチミツを混ぜたものなのだ。

ハニーカルピス!!
オシャレなもの飲んでた!!
ハチミツは栄養価も高いし花の蜜の凝縮的な意味で分かりますが、カルピス??乳酸菌?整腸剤的な?
スタッフさん曰く、蝶は発酵しているものを好むので、カルピスが成分的に一番用意しやすくて便利なのだそうです。
確かに他にもバックヤードには沢山いるし、いちいちバナナを腐らせてたら管理も手間で経費もかさみます。
アサヒ飲料に感謝です。
蝶は匹とは数えない
引っかかるので上記では1匹と書きましたが、蝶の数え方は匹ではなくて『1頭2頭』だそうです。
ハンティングでは仕留めた動物を1頭2頭と数えるので、蝶コレクター達も自分の蝶を自慢する時に蝶を1頭2頭と数える様になって、広まっていったそうです。
箕面公園昆虫館 情報
住所 | 〒562-0002 大阪府箕面市箕面公園1-18 |
開館時間 | AM10:00~PM5:00 (最終入館受付 PM4:30) |
休館日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始(12/29~1/3) |
入館料 | 高校生以上:280円 中学生以下:無料 ※小学校3年生(含む)以下のお子様の入館には必ず保護者(大人)の同伴が必要です |
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