問題です。カワセミの生息地はどちらでしょう?


「こんな住宅地の汚い溜め池にいるわけないじゃん(笑)川もだだっ広いし」って思いますよね。
清流の宝石なのに…
『清流の宝石』とも呼ばれる体の水色がキラキラ輝いて、綺麗な鳥知名度NO,1のカワセミ。
その発色の美しさから、新製品のテレビやカメラのデモンストレーション画像の被写体としてよく採用されています。
カメラマン、バードウォッチャー共に人気の高い野鳥です。
そんな美しいカワセミですが、山奥の透き通った川にしかいないイメージですよね。
サントリーの天然水のデザインにも描かれたくらいですし。
私もバードウォッチングを始めるまではそう思っていました。
しかし実際は違った…。
もちろんきれいな川にもいますが、意外と「え、ここでもいいの?」と言いたくなるようなきれいとは言えない川や溜め池、用水路にもいます。
よって問題の答えは『両方いる』です。
気づかれないだけでちょこんといます。
ちなみに溜め池の方はここら辺にいました。→
※そこまでズームできるレンズを持っていないので写真では見えませんが

気づかれない理由
テレビや写真で見るとすごく目立つ体ですが、実際は
- スズメくらい小さい
- あまり鳴かない
- 陰にいると光らない
- 水色をイメージする為お腹(黄色)の方を向いていると気づかない
- お腹の黄色も意外と地味
ということからカワセミを探す前提で歩かないと見つけられないです。
※『陰にいると光らない』話は次回にしましょう!
カワセミに会うポイント
- 水面から出ている杭や倒れた木の上(上から魚を狙って飛び込みたい)
- シャッと飛ばされた様なフンの跡がたくさんある岩(フンを外側へ飛ばす)
- 生い茂った木が近くにある(休憩&隠れ場所)
といった感じでカワセミの好きそうなポイントを知っていると見つけられる確率が上がります。
カワセミはお気に入りスポットがいくつかあり、周回するので一度会えたらタイミングが合えばまた同じ所で会えます。
ただ一つ問題は小さい、そして近くでは見れない故に『双眼鏡必須』ということです。
会えたら注意すること
- 近付いて見ようとしないこと
→人が気づかず通り過ぎるのと、気づいて近づいて来ているかの違いは確実にバレて逃げられます。
- 追いかけまわさないこと
→だいたいは見えなくなるまで飛んで逃げますが、農耕用水路だと数十m先までしか逃げられない場合があります。最悪カワセミの住みかを奪うことになるので、逃げられたら諦めましょう。
※私の近所は装備もろくにないおじいちゃんカメラマンが追いかけまわしてカワセミはもう来なくなりました。趣味で家を追いやられるなんてたまったもんじゃないです。
- カワセミを見た場所で待機しないこと
→純粋に何するか分からない知らない奴が玄関にいたら帰れないです。
- 意外と人の生活の近くにいる
- 警戒心は強い
- 生態を知れば好きな場所もわかる
- お気に入りスポットと周回している
- 双眼鏡必須
- バードウォッチングは鳥に配慮を忘れないこと
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