普通に紹介しても面白くないので、今回は管理会社のカワセミ営業マンにお願いすることにします。
最後は筆者の体験談で締めますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
カワセミの巣:間取り、セキュリティー

カワセミ不動産へご来店ありがとうございます。
今回はこちらのカワセミの巣『メゾン・ド・KAWASEMI』をご紹介いたします。

体が大きい、手がある強敵からの攻撃対策といたしまして、
玄関(入口)の直径は体がギリギリ入る約5cm。
奥に50~60cm続く廊下でセキュリティーはバッチリです。
奥の少し広い部屋で安心して子育てが出来る環境でございます。

カワセミの巣:災害対策

物件はリバーサイドの土手の一角となっておりますので、雨が入らないよう上部が突き出して屋根の代わりになっている所がこちらの物件のこだわりでございます。
万が一大雨、台風等で水が入って来てしまった場合も
玄関より部屋の位置が高くなるよう廊下が少し斜めに設定されており、入り込んだ水も部屋には流れないよう工夫されております。

川の増水も考慮して、最低でも地上から1.5~2mの高さは確保しておりますので、洪水に巻き込まれる心配もございません。

カワセミの巣:入居時の注意点

『子育て世代に安心安全の仮住宅を』をコンセプトに設計されておりますので、セキュリティーの関係上廊下は一方通行です。
お子様が小さいうちは部屋でUターンができますが、大きくなるとそのスペースがなくなる為バックで外出していただかなくてはなりませんのでご了承下さい。

そして持ち込まれるお魚ですが、横向きでは入りませんのでお気をつけ下さい。
お子様の食べやすさを考えて魚の頭を進行方向に縦に入られるのがベストでございます。

カワセミの巣:入居時の負担

悪臭がする?
あぁ、当社は敷金・礼金・退去時のハウスクリーニング代等も発生しない、入退去での費用を抑える代わりに前住民が退去したそのままの物件を取り扱っております。
私どもカワセミの育児は意外とだらしなくてですね。子供のフンとかを部屋に散らかしたままにするので、汚部屋が原因で研究者から苦情がくるのです。

なので汚れが気になる場合は前住民の退去後すぐではなく、中のものが分解され自然のハウスクリーニングが完了された後がおススメですが、いかがなさいますか?
以上。カワセミ営業マンの物件紹介でした。
穴にはご用心(筆者体験談)
探鳥会で山を歩いている道中「これ、カワセミの巣だよ」と教えてもらいました。
知識としては土壁に横穴を掘って作ると知っていましたが、実物を見たのは初めてでした。
しかもそれは川から離れた山道の土壁。上記でもリバーサイドと紹介した様に、本には川辺と書かれています。
冬の子育てシーズンオフだったので不在だろうと思い
「川辺にいい所がなかったのかな。中はどうなっているんだろう。どこまで続いているんだろう。湿っぽいのか乾いているのか。カワセミはどんな所が好きなんだろう」という探求心に駆られ、ワクワクしながらケータイのライトを中に当て覗きました。
そう。あの時の私はまだ知らなかった…。
中を覗くと木の根の様なものが穴の上半分を中心にビッシリ垂れていました。
「かなり前の古巣なのかな?土壁(崖)の上に生えている木の根がここまで来ているのか?」
一旦穴から目を外し崖の上を見ます。
「んー。上から1mくらいでこんな太さの根の張り方するのか?」と思いつつもう一度穴を覗きます。
すると。木の根がモゾ..モゾモゾ。
「ん?今、うごい….tギャーーーーーーー!!!!!!」
木の根らしきものと思っていたものは全て昆虫の脚でした。
洞窟で遭遇する足の長いゲジゲジの様でした。
ワラワラ動き始めたので叫んでからは見ていません。トラウマものです。
よく考えると小さな洞窟ですもんね。暗くて狭くていい感じに湿気ていて、条件が完璧なまでに揃っていました。奴らにとっては一等地です。
これを読んだ方は今後何かしらの穴を覗く際こういうことに遭遇することを覚悟の上で、覗いて下さい。健闘を祈ります。
まとめ
- カワセミは川辺の土壁に巣を作る
- 横穴を伸ばしてセキュリティー対策もバッチリ
- 雨や川の増水も考慮された自然災害に強い家
- 子育て中は悪臭がする。見た目に反して汚部屋
- 穴を安易に覗くべからず
参考資料:身近な鳥のすごい巣
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