
冬の昆虫観察ってどうするの?
枯れ葉とか土の中にいるから会えないイメージなんだけど…

フッフッフ…
実は冬の方が見やすいのだ。なんてったって蚊とか危ない蜂がいないからな!あとは、気温も低いから虫たちも大人しくてゆっくり観察できるぞ☆
という訳で、虫好きグループによる昆虫観察会に初めて参加したのでその冒頭のお話をご紹介します。
寒いと虫は大人しい?
その言葉の意味は、
『虫は変温動物だから寒いと活発には動かない』ということです。
変温動物・・・?なんだか小学生くらいで聞いたことあるような響きですね。

変温動物は、気温とか周りの温度によって体温が変わる生き物のことなのだ。
自分で体温を維持するエネルギーがいらないから、じっとしてたらお腹も減らないし、無駄にエネルギーを使わず寒さをやり過ごそう!って作戦なのだ。

ものすごい省エネモードで過ごしてるんだね。
人は恒温動物だから何もしなくても体温維持でエネルギー使うし
お腹も減るのに。

その点虫はすごいのだ!
虫こそ最強!!
昆虫観察の目線
さて、目的地は休耕田だったのですが、
待ち合わせ場所の駅前からもうすでに昆虫観察会は始まっていたようです。
道中、辺りはアスファルトで固められた地面。
気持ち程度に植えられた葉の落ちた街路樹。
その街路樹の根本と、剝がれかけた皮の隙間を入念にチェックする虫好きたち。

木の皮の間にゾウムシっぽいの見つけたけどこれ何?
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ん?ゾウムシっぽいけど・・・
っ!?違う!これカメムシだ!!!
ほんの2~3mmの見たことないカメムシがこんな普通の住宅街にいるなんて。
その後も枝や看板に蛾の繭や、
目隠しに植えられていた植物の上にハナアブ(見た目がハチの様なかわいい刺さないアブ)、
林道の斜面にアリジゴク、朽ちた倒木の中にクモの古巣、
もちろん落ち葉の積もった所や、茂み、石の裏なんかにもいます。

虫好きは着眼点が違うな~
ただ歩いて目についたものを見る。ではほとんど会えなかったと思います。
そもそも見ているものが、足元にいても立っていたら見えないサイズの虫たちですから。
虫の生態を知っているからこそ、好きな場所が分かるし、
そういう所はだいたい狭くて暗いから小型のライトやピンセットを準備していました。
かくれんぼのプロVS宝探しのプロはどうやら後者の執念の方が一枚上手のようです。
虫たちに配慮を

最後に、観察した後はちゃんと元の状態に戻すのだ!
ありがとうの気持ちは大切だぞ。

寝てたのに、ベッドをひっくり返して起こされた様なもんだもんね。
もし木の皮を誤って剝がしちゃったら、木工用ボンドで軽くくっつけてあげてね。
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