街に響く美声はイソヒヨドリ

聞きなれない複雑だけど伸びやかできれいなさえずりが街中で聞こえた場合、それはほぼイソヒヨドリという鳥で間違いないです。

イソヒヨドリとは

元々は岩のある海岸(磯)に住んでいた、オスは青い体にオレンジ色のお腹が映えるイケメンです。

メスは茶褐色で鱗模様をしています。

ここ数年街中にも進出し始め、かなり身近な鳥になりました。

※環境の変化(住みかが埋め立てられたり温暖化など)の影響で生息地を変える鳥たちは増えています

古い図鑑では、『海にいる鳥』として紹介されていましたが、2018年発刊の図鑑では『内陸部の市街地にもいる』ことが紹介されています。

場所ごとにまとめている図鑑にとっては海か身近か、どちらに入れようか迷うレベルでどこにでもいる鳥になりました。

ヒヨドリの仲間ではない

イソヒヨドリという名前から、ヒヨドリの仲間だろうと思われがちですが違います。

ヒヨドリはヒヨドリ科

イソヒヨドリはヒタキ科

つまりツグミの仲間です。これを知らずに調子に乗って「イソヒヨドリってヒヨドリの仲間なんだぜ!」と話すと知ったかぶりがバレてしまうので要注意です。

きこ
きこ

『磯にいるヒヨドリに似ている鳥』が和名の由来だそうですが、個人的にはどこがヒヨドリに似ているのか聞きたいくらいに納得がいかない。

恋をすると周りが見えなくなるタイプ

建物のてっぺんなど、高くて見えやすい所でよくさえずります。

声の周波数が高いので、騒がしい都市の市街地でもその澄んださえずりはよく聞こえます。

春(繁殖期)の鳥のさえずりは「歌のうまい俺は魅力的だろ?恋人募集中だぜ!」的な内容をアピールしている訳ですが、イソヒヨドリはかなり熱烈アタックをします。

春になるとよくさえずりながらメスを追いかけ回している姿を目撃します。

きこ
きこ

フェンスの網をすり抜けたメスを追いかけて、フェンスにビターンッ!!とぶつかったオスを見たことがあるよ。トムとジェリーみたいだった(笑)

必死過ぎる姿に恋は盲目ってこのことかーって思ったよ。

まとめ

  • 街中に響く美しいさえずりはイソヒヨドリ
  • イソヒヨドリはツグミの仲間
  • 磯にいるヒヨドリに似た鳥が由来
  • 歌声に反して恋愛は猪突猛進

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