ツバメのイケメン基準

秋にはフィリピンやインドネシアなどの東南アジア方面へ渡るツバメ。その距離約2000~5000km!

小さな体で過酷な旅を渡りきるには丈夫な体に産んであげたいのが親心というものです。

その為には健康そうな旦那さんを選んで、良い遺伝子を残さないといけません。

ツバメ界にもイケメンモテ基準が存在します。

オスとメスの違い

  • オスの方が喉の赤色が濃い
  • オスの方が体が少し大きく尾羽も長い
きこ
きこ

正直喉の赤色に関しては日の当たる所で夫婦で並んでいたら、心なしかこっちの方が赤黒いから旦那さんかなーくらいの差で、明らかに違う訳ではないのでパッと見分かりません。

イケメン基準は主に燕尾(尾羽)が重要

ツバメの尾羽を燕尾(えんび)といいます。漫画などで執事が着ている燕尾服はツバメの尾羽が由来です。

  • 燕尾がスラッと伸びて長いこと
  • 下から見ると見える尾羽の斑点が大きく長いこと
  • その斑点や燕尾全体が左右対称であること

どれも羽根に関して注目されていますね。羽根の状態というのは体の健康状態をよく表します。

栄養が十分ではない・羽根の生育途中に一定以上の負荷(ストレス)がかかった・先天的に異常があるなど様々な理由で健康的で綺麗な羽根が生え揃わない場合があります。

逆に言うとスタイルが良い・そして維持できる男子は

  • しっかりご飯も食べていて(ヒナのご飯もちゃんと確保できるイクメン有望株)
  • 健康的で遺伝子的にも問題のない

ということが証明されます。

命がけの旅を渡りきる子供を育てるには『スタイルの良いなんでも卒なくこなすスマート男子』がモテる基準の様です。

人で言う所の嵐の松本潤さんですかね。

子育ては1シーズンに2回

現在1回目のツバメちゃん達が巣立ち始めている頃です。

生まれたての頃は巣に綺麗に収まっていたヒナ達も大きくなりぎゅうぎゅう状態ですね。

今から初めて巣の外へ出て、親を追いかけて飛ぶ練習をして、虫を捕まえる練習、そして親たちの子育て2回目のお手伝いをします。

ヒナは1羽につき100匹以上虫を食べると言われており、ヒナが4羽だと最低でも400匹捕まえてこないといけません。

巣立った子供たちが手伝ってくれると負担が減って大助かりですね。子供たちも1度子育てを経験するので渡りまでに飛行技術の向上と子育て研修が出来て来年が安心です。

負担が減るのなら2回目の子育てで沢山産んだ方が方がいいのでは?と個人的には思いますが、2回目より1回目の方が卵の数が多い傾向にあるというデータがあります。

それはカラスや猫など天敵が多い街中で巣立ち生き残る難しさゆえかもしれません。

まとめ

  • 東南アジアまで行って帰る為に丈夫な子供を育てたい
  • ツバメは燕尾が長く整っているスマートイケメン男子がモテる
  • ツバメの子育ては1シーズンに2回
  • 1回目の子供たちは子育て研修制度あり

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