年明けには帰ってくるイワツバメ

ツバメといえば夏というイメージですが、実は正月頃に日本に到着しているあわてんぼうなツバメがいます。

その名も『イワツバメ』聞き慣れない名前ですが、割とどこにでもいます。

イワツバメのプロフィール

まず最初に言いたいことは

きこ
きこ

ぽてっとしたフォルムがかわいい!!

※あくまで個人の意見です

イメージされるツバメと違い、燕尾(えんび/尾羽のこと)が短く

足の羽が指まで生えているので足ががっちりしているように見え短足っぽい

というツバメのスマートでシュッとしたフォルムを覆す愛らしい体型をしています。

平地から高山帯までの開けた河川や海などに近い所に生息します。

日本到着レース ツバメ界1位

1月の始め。ふと空を見上げるとかなり上空に、明らかにツバメの飛び方をした鳥がちらほら。

驚きました。野鳥の会の友人に話すと

「あぁ、イワツバメは1月には来るよ!なんなら越冬(日本で冬を越す)個体もいるよ」とのこと。

確かにその後気にして見ていると、1月中には毎年初確認できます。

渡らず寒くなっても日本で頑張る選択肢をとる子がいるとは、温暖化で暖冬になっているからでしょうね。

餌を求めて生死を分けるハードな旅に出かけるか

餌は少なくなるし寒いけど日本で頑張るか。悩みどころです。

飛んでいる時の見分け方

ツバメは特有の猛スピードでひらひらした掴みどころのない飛び方をします。

双眼鏡やカメラで追いかけるのも難易度が上がります。

ただ、イワツバメの場合は肉眼で普通のツバメと見分けられる1番の違いがあります。

それが尾羽です。先述した通りイワツバメは尾羽が短いので

燕尾服の様に尾羽が二股に分かれて伸びていたら普通のツバメ。

尾羽が短く揃っていればイワツバメです。

おまけ:飛びながら寝ている?

ヒナの巣立ちが近くなると、巣で寝ない親鳥が出てきます。

また、巣だった子供たちは巣に戻って寝なくなるそうです。

普通のツバメの場合、ヒナが巣立つと周辺地域暮らしていたツバメ一家が一ヵ所に集まって集団で寝る『ねぐら』という場所がありますが、イワツバメの場合そのねぐらが分かっていません。

一説には、アマツバメ類の一部に空を飛びながら寝ることのできる種がいることから

もしかしたらイワツバメもそうなのか?と言われています。

まとめ

  • イワツバメは身近にいる
  • 1月頃には日本に到着
  • ツバメの飛び方をしている尾羽の短いシルエットが見分けポイント
  • ねぐらはまだ解明されていない

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