夜になると眠るで有名なネムノキ

ネムノキって暗くなると葉っぱが閉じるって面白いよね。

就眠運動(しゅうみんうんどう)ってやつだね。
マメ科や他の植物にもみられるものだね。

あ、ネムノキってマメ科なんだ。就眠運動ってなんでするの?別に開きっぱなしでよくない?

それがまだはっきりとは分かっていないのさ。でも、葉を閉じることで水分の蒸発を防ぐとか、光合成を避けて光からの損傷を防いぎエネルギーを温存しているとか、色々仮説は立てられているよ。
ケセランパサランは花じゃない

それよりも今回は花の方に注目してほしいのさ!
いや、花じゃなかった…ケセランパセランをよく見てごらん!

あー。ふわふわだからケセランパセランって愛称あるよね(笑)
※ケセランパサラン…見たら幸せになると言われている民間伝承上のふわふわで不思議な生き物のこと

花じゃなかったって。花でしょあれ。なんかピンクでかわいいし。
たしかに花びらかと言われたらそう見えないけど。

よーく目を凝らして見てごらん。先に何かツブツブが見えるだろう?
このピンクの1本1本は『おしべ』なのさ!

ほんとだーーーー!!!!
え!?じゃあ『めしべ』は?

一本だけ先まで白いものが『めしべ』だよ。

結局花びらはどこ?

驚き過ぎて忘れてたけど、結局花びらはどこになるの?
ないとかいうオチ??

この黄緑色の開いている部分だよ。

ちっさ!


だから「ネムノキの花咲いてるね」は間違いではないけど皆が見ているところを忠実に言うなら「ネムノキのおしべ綺麗だね」が正解なのさ。

なんだろう。綺麗さが半減するというか聞き流せないわそれ。
おまけ:ネムノキの蜜を味わってみた

ちなみに、こうして花(おしべ)がいくつも集まってケセランパサランを形成している訳だけれども、真ん中に1つ形状の違うものがあって、この中に蜜があるよ。


へー!ネムノキってメジロがよく来るんだよねー。
この形状ならメジロも蜜を舐めれそうだけど、この細さでもいけるんだ。どれどれ。
興味本位で割いて中を確認してみました。

おお!目視できるくらいには水分がある!
そしてあまー!!口に残る程の味は感じないけど一瞬ガムシロップみたいな甘いという感覚は感じる!!

僕もそういえば舐めたことはなかったな。
知識として入れただけで留まらず、それを知った後に探求心を抱くことも大切だね。
まとめ
- いくつかの花が集まって1つに見える
- ピンク色のふわふわはおしべ
- 先まで白い1本がめしべ
- 花弁(花びら)にあたるところは緑色の開いている部分
- 花の集合体の真ん中に1つだけ形の違うものがあり、そこに蜜がある
- 蜜は甘い
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