使い方
①接眼目当てをセットする
裸眼(コンタクト)の人は引き出し、メガネの人は出さずにそのまま使います。
②両目の幅に合わせる
両目で覗いた時、一つの円に見えるように幅を調節します。
③ピントを合わせる
対象を見ながらピントつまみをはっきり見える位置まで回します。
※注意点※
裸眼(コンタクト)の方は、目当てに目をキッチリはめてしまうとレンズが曇る為、少し隙間をつくりましょう。
目と双眼鏡を離すと手ブレで見にくい為、目の下に双眼鏡をつけて、上は開けておくと曇らないです。
その際、手の甲側の親指と人差し指の付け根を顔に当てておくと、双眼鏡を目に当て過ぎず固定も安定して見ることが出来ます。
●バードウォッチングでのポイント●
いつでもすぐ使えるように、双眼鏡を首に掛けたらまずは②まではセッティングしておきましょう。
ついでに近くの木などにピントを合わせておくと、いざ鳥に会った際すでにおおよそでピントが合っているので見やすくなります。
慣れないうちは特に自分がどこを見ているのか分からないので、覗いたらぼやぼやでピントを合わせているうちに鳥が消えてしまう。なんてことがあります。
対象をレンズに入れる方法
一番最初につまずくポイントです。まずは双眼鏡に慣れましょう。
最初はどこ見てるのか全く分からないので、いきなり背景が一緒な山ではなく、公園などでハトや池のカモをみる練習がオススメです。
まずは本にも書いてある方法を紹介します。
基本姿勢
顔と体を対象に対してまっすぐに向け、双眼鏡を顔に添えます。脇をしっかり締めると像が安定します。
体をねじったり、変な態勢では対象をうまく視野に入れにくいです。

対象に対してまっすぐ立つと、もし双眼鏡を覗いて対象が居なくても上下を探せばだいたい入ります。
扱いに慣れたら寝っ転がってても見れるようになります。寝ながらのバードウォッチングは最高です!
目印から辿っていく方法
パッと覗いて対象が視野に入らない場合は、
見たい対象の近くにある『分かり易い目印』から辿って対象に辿り着く方法があります。
見えずらい位置にとまっている鳥に対してよく使う方法です。
まずは双眼鏡なしで、木の幹→右から出ている2番目の枝→先の方など鳥がいる場所の目安を確認した後、双眼鏡で最初に設定したスタートから辿っていきます。
よく探鳥会など他の人に鳥がいる場所を教える時にもこの方法が使われます。
背景が空でも「鉄塔の右上の雲より少し上。青空バック(背景は青空の意味)」という感じです。
ただ、第一前提として自分が今どこを見ているのか分からないと、スタートラインを探しているうちに鳥がどこかへ行ってしまいます。
一日あれば分かってきますし、2回目3回目と段々慣れるまでの時間が短くなってくるので地道に経験値を積んでいきましょう。
個人的にオススメな方法
始めたばかりで全然慣れない年配の方や、通行人に何見てるのか聞かれた際に見せてあげたくて考えた教え方です。
簡単な話。見たい所に一点集中してそのまままっすぐ双眼鏡を当てるだけです。
どうしても
双眼鏡を手に取る際、1度視界から対象を外して見たり
→目標地点がずれる
そのまま双眼鏡を当てたはずなのに想像していた所が視界に入っていない
→双眼鏡が無意識に傾けている
双眼鏡を顔に当てた際にずれるなどの理由で、初心者の場合見たい場所と双眼鏡を当てて最初に視界に入る場所が違うことに苦労します。
なので、見たい所をじーっと一点集中で見つめて顔も目も動かさずにそのまままっすぐ双眼鏡を当てると
その一点集中していた所の拡大を見ることが出来ます。一点集中がポイントです。
これが出来ているようで実は出来ていないから最初は意識的にやってもらうのです。
まとめ
- まずは双眼鏡の準備
- 双眼鏡を覗く際は両手(親指と人差し指の付け根)も顔に当てると安定感が増す
- 対象に対してまっすぐ向く
- 目印から辿る方法もある
- 見たい所を一点集中で見つめて双眼鏡をまっすぐ構える
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